インドネシア料理店ではよくガムランの音楽が流れていますね。
今回はガムラン&ケチャのCDをご紹介します。
今回のCD「<バリ>ガムラン&ケチャ」は1987年録音の古いCDになります。
音源は現地で録音したものになっています。
バリのケチャは年々観光向けの要素が強くなってきています。
87年の時点でも観光化は進んできていたようですが、現在から振り返ってみれば観光化はまだまだ進んでいなかった時代だと言えるでしょう。
そんな当時の音楽をそのまま聞くことのできる貴重なCDです。
一言でいえば、「激しいケチャ」です。
このCDは付属の解説文が非常に読みごたえがあります。
採録者は1966年に初めてバリを訪れており、バリへの思いが伝わってきます。
採録者が20年後にバリを訪れた時の様子も記述されており、バリの歴史と時間の変化も感じさせます。
それ以前の1930年代からバリには何千という音楽クラブや演劇集団があったという記述もあります。
ケチャやガムランに興味のある方には、おすすめのCDですね。