つい先日、テレビ東京のガイアの夜明けで、成城石井シンガポールフェアの開発の話が特集されていました。
当ブログでも成城石井シンガポールフェアは何度か記事にしており、放送でもナシレマやシンガポール風チキンヌードルなどが紹介されていました。
放送では、実際にシンガポールに行って、現地の料理をたくさん食べてから日本に戻り、開発を進めていく過程が取り上げられていました。
さて、私がその放送を見ていて、印象的だったのが、「舌が覚えている内に(商品を)作ろう」といったフレーズがあったことです。
私もまさにその通りだと思いました。
現地の料理の味を再現するためには、舌が覚えている内に作るに限る!
そもそもイカンアルシックとは、以下のようなものになります。
イカンアルシック(Ikan Arsik)とは
トバ湖で取れた鯉を、この地方の味付けであるバタックソースで煮込んだものになります。
バタックソースは、この地の民族バタック人の味付けです。
バタックソースと一口に言っても、お店ごとに微妙な味付けの違いがあり、「バタックソースはこの味」と一様に決められません。
(日本のお味噌汁が、それぞれの家庭毎の味があるのと同じような物ですね)
トバ湖では、色々な店でバタックソースを食べ比べてみるのも良いです。
この時のイカンアーシックの味は、ざっくり言うとカレー粉に唐辛子やバワンメラを足したような感じでした。
確かに美味しかったです。
トバ湖を訪れたのなら必ず口にするべきです!
当ブログ過去記事「スマトラ島トバ湖では郷土料理イカンアルシック(Ikan Arsik)を必ず食べた方が良い」より引用
私も現地の人から、トバ湖に行ったら必ずイカンアルシックは食べるべきと言われました。
そこで、心して食べたのが「この店の」イカンアルシックです。
「この店の」イカンアルシックは、カレー粉をベースにした味でした。
わざわざ「この店の」と強調しているように、イカンアルシックのベースとなるバタックソースもバリエーションがあるようで、一様にバタックソースはこの味と決めることは出来ません。
ただ、このバタックソースに関しては、カレー粉をベースに作るのが良さそうだなと、私は思いました。
この店で食べた時に、再現するならば、インディアンカレーが良いだろうと思ったことを覚えています。(ノートにも記録しています。)
インディアンカレーに、バワンメラや唐辛子を加え、さらに+してターメリックや鶏ガラスープの素などで旨みを出していくと良さそうかと、食べながら考えていたことを覚えています。
味を再現するには、ある程度調味料の味を自分で覚えている事が前提になりますね。
大体こんな調味料で、味が再現できるだろうと検討を付ける事が大事です。(実際に使っている調味料を聞いたり、調理過程を見せてもらうのも良いです。)
そしてその上で味を再現するには、舌が覚えている内に実際に帰国してから作ってみるのが良いですね。
そうすることで現地の味を再現していく事ができるようになります。
再現に用いたのはこちらです。