ASIA INSIGHT「ごみクリニックの挑戦~インドネシア~」感想

NHKBS1の表題の番組を視聴しました。

インドネシアのマラン(Malang)州中心部から30分ほどのブミアユ(Bumi Ayu)地区にある通称ゴミクリニックを特集した番組です。
(再放送もされます。NHKBS1、2017年6月12日、AM4:00~)

番組の内容を振り返ってまとめます。

インドネシアの街並み
nasigoreng.blog691

「どんな人でも医療を受けられるように」という思いからインドネシアのごみクリニックは始まったという

ごみクリニックがオープンしたのは2013年9月。
診療時間はPM4時~8時までです(日曜休診)。
このクリニックを開設したのは、ガマルアルビンサイド医師(Dr. Gamal Albinsaid)、貧しい人々を救いたいという思いから始めました。
小さなクリニックであり、医師3人、看護師3人の交代制です。

ごみクリニックは、登録制です。
現在約250人が登録しており、リサイクルできるごみを納める事で無料で診療を受けられます。
また、症状が改善しない場合はクリニックの紹介で大きな病院を受診できますが、それも無料でできるそうです。

番組では、ごみクリニックを利用しているある住民の方が紹介されました。
自宅近くの河原には大量のごみが捨てられていました。
(インドネシア現地ではよくある風景です。)
その方も以前はそこにゴミを捨てていましたが、今は捨てる事は無くなったそうです。
ごみクリニックはインドネシアの医療とごみ問題の両方を解消しようとしています。
登録しているメンバーの中には、ごみ集めが面倒でやめてしまう人もいるそうです。
そのため、住民の家を一軒一軒直接訪問し、意義を説明をしているそうです。

ごみクリニックにはリサイクルのスタッフもいます。
スタッフは直接家庭を回り、回収したごみを分別します。
分別したごみの量が多くなったら業者に回収してもらい、収入にします。

ガマルアルビンサイド医師がごみクリニックを始めたきっかけはある悲惨なニュースから

ガマルアルビンサイド医師は「人を助ける仕事がしたい」と思い、医師を目指したと言います。
そして、彼が大学2年生の時のある記事がごみクリニックを始めるきっかけになりました。
以下のような内容だったと言います。
「インドネシアで3歳の少女が亡くなった。その父はゴミ回収の仕事をしていたが、収入が足りず病気の娘を受診させる事ができずにた。その少女はある日、父親がゴミ回収で使っているリアカーの上で亡くなった」

ガマルアルビンサイド医師は、医療に関係する会社も設立しています。(INDONESIA MEDIKA Innnovative health company)
スマホで医師を呼べるサービスを展開したり、他にも移動式病院などを計画したりしているそうです。
新しいアイディアを用いて、「どんな人でも医療を受け入れられるように」ということを目指しています。
ごみクリニックは現在マラン州にもう一つオープンする予定であり、現在は場所の選定が進んでいるそうです。
しかし、ごみクリニックは運営費の多くを寄付に頼っており、運営は決して盤石ではありません。
そこで会社の利益をごみクリニックの運営費に充てる事で、より安定した運営につなげたいという事です。

ごみクリニックの動向は海外からも注目されています。
今後もまた報道などで目にすることがあるかもしれませんね。

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