先日のインドネシアフェスタ2015では、スマトラ家庭料理アニ&イバンのソトアヤムが絶品だったことを記事にしました。
同店ではナシゴレン弁当も頂きました。
WARUNG MEDAN スマトラ家庭料理Ani&Ivanのナシゴレン弁当
味付けは十分美味しかったです。
ですが、ソトアヤムがあまりに美味しかったのでこのナシゴレンの印象は薄いものになりました。
やはり日本のイベント屋台料理にはカレーやルンダンなどが向いており、ナシゴレンは不向きと言えるでしょう。
こういったイベント時の「日本の屋台料理」と、「インドネシア現地の屋台料理」は大きく異なる点があります。
まずナシゴレンはいわゆるチャーハンであり、火力の大きさが味を大幅に左右します。
大火力であればあるほど望ましいです。
インドネシア現地の屋台料理は、イベント時ではなく日常的な食事をする場所です。
注文に対して、一つずつ高火力で仕上げるものが多く、ナシゴレンの仕上がりもパラっとしたものになります。
日本の屋台料理は主にイベント時を対象としており、短時間で大人数に料理を提供する必要が出てきます。
そのため、作り置きしたものを保温して提供する事が主となります。
また火力自体が現地よりも大幅に弱いため、火力が重要なナシゴレンは味が落ちやすいです。
一方でカレーなど煮込み系の料理は火力がそれ程重要ではないため、日本のイベント時の屋台料理でも比較的味が落ちない傾向があります。
このことについては、以前の空港のナシゴレンの記事でも記しています。
参考リンク「スラウェシ島マカッサル、スルタン・ハサヌディン国際空港でルンダンを食べる」
とは言え、このナシゴレン弁当、初述の通り味は決して悪くはありませんでした。
「スマトラ家庭料理」の名が示す通りか、家庭の味わいの優しいナシゴレンといった印象でした。
ただしサンバルは激辛でした!
この点はさすが「スマトラ家庭料理」ですね。
(スマトラ料理は辛めの味付けが多い)