ナシゴレントラシ(Nasigoreng terasi)を久々に作りました。
ナシゴレントラシとは、その名の通り「トラシのナシゴレン、トラシを使ったナシゴレン」という意味です。
やはりトラシが入ったナシゴレンは本格的なインドネシア現地の味です。
「とにかく美味しい!」その一言に尽きます。
ナシゴレントラシ(nasigoreng terasi)
(写真はナシゴレンが砕けてしまいました)
トラシとは
トラシ(トラシウダン terasi udang)とはインドネシアの発酵エビペーストです。
強烈な耐え難い臭さがありますが、非常に強い旨みがあります。
少し前にバリ島在住の日本人妻を特集したテレビが放送されていました。
その番組内でもトラシが紹介されていましたので、目にした方も多いのではないかと思います。
以前当ブログではアヤムのナシゴレンペーストを使ったナシゴレンを紹介しました。
「アヤムのナシゴレンペーストを使った簡単ナシゴレンレシピ」
このAYAMのナシゴレンペーストは若干旨み不足でした。
トラシを加えれば美味しくなるだろうと考え、今回はアヤムのナシゴレンペーストにトラシを使って調理しています。
作り方
まずはトラシを必要な分量に切りましょう。
多すぎると匂いが大変ですので、適量が望ましいです。
今回はABCの小分けトラシ使いました。
匂い対策で袋の上から切りました。
包丁の背を縦横に入れて4分の1サイズにしました。
トラシは熱して臭みを飛ばします。
直火で炙る方法もありますが、今回は油で熱しています。
この油は旨みが凝縮された「トラシオイル」となります。
トラシに十分に火を通したら、そのままそこに具材を入れましょう。
鶏肉とインディカ米を加えて炒め、ナシゴレンペーストを加えた所。
感想
前述のとおり、美味しいです。
とにかく美味しいです!
とにかく強い旨みがあります!
これは現地の本場のインドネシアの味です!
使用したトラシはごく少量ですが、それでも旨みが溢れてきます!
今回のナシゴレントラシは、以前の「アヤムのナシゴレンペーストのナシゴレン」と味の比較ができますが、少し食べただけで明らかに何かが違うことが分かります。
「アヤムのナシゴレンペーストのナシゴレン」は旨みに干しエビを使用していましたが、このナシゴレントラシにはそれとは比べ物にならない程の旨みがあります。
このナシゴレントラシは、トラシオイルのコーティングがそのまま旨みのコーティングとなっています。
お米(ナシ)の一粒一粒がとにかく旨い。
一口食べると止まりません。
そして、何口でも食べる事が出来てしまいます。
現地の本格的なインドネシア料理にあるやみつきになる強い旨みです。
いつも食べても飽きないインドネシア現地のナシゴレンの味ですね。
使用するトラシは4分の1ではなく、お好みならもっと使ってみてもいいかもしれないです。
過熱することによりトラシの匂いは飛びますので、ナシゴレンには若干のエビ系の匂いはあったものの強烈なトラシ臭さはほとんどありません。
(部屋中がトラシ臭になっているため分からないだけという可能性もあります)
トラシを使う料理はとにかく非常に美味しいです!
トラシ無しの料理がにわか料理に思えてしまうくらい、味には雲泥の差があります。
ただし、トラシは非常に臭いです。
過熱で臭いは飛ぶものの、飛んだ匂いが部屋中に充満すると結構大変です。
換気扇は常に強にする必要があり、その後の大幅な換気も必要になります。
インドネシア料理に慣れてきた方は、トラシを使ってみるのもおすすめです。
インドネシア食材店や一部のインドネシア料理店などで購入できます。