現地風の本格的なナシゴレンを作りたくても調味料が足りない場合もあります。
そんな時はブンブナシゴレン（ナシゴレンの素）を使うのも便利です。
そしてより現地風の本格的なナシゴレンを目指すのであれば、日本製のナシゴレンの素よりも現地のブンブナシゴレンを使うのが良いでしょう。
今回はマレーシアの老舗メーカー「ＡＹＡＭ」のナシゴレンペースト(ナシゴレンの素)を使ってナシゴレンを作りました。
参考リンク「アヤムのナシゴレンペーストを購入」
アヤムのナシゴレンペーストを使うのは初めてですので、今回はメーカーのレシピそのままで作ってみます。
アヤムのナシゴレンペースト
干しエビのナシゴレン(3〜4人分)
手軽に簡単・美味しく仕上がるインドネシアの焼き飯です。干しえびで旨味を加えました。
＜材料 分量＞
鶏肉 120g
ナンプラー 大さじ1
玉ねぎ 70g
ピーマン 2個
干しエビ 10g
サラダ油 大さじ2
ナンプラー 適量
ナシゴレンペースト 50g
炊上ったジャスミンライス 360g
卵（目玉焼きにして下準備）4個
(お好みで)フライドガーリック、香草 適量＜作り方＞
- 肉を一口大に切り、ナンプラーで下味をつける(5分)。玉ねぎとピーマンは、みじん切りにする。干しえびはお湯40cc(分量外)で戻し、湯から取出さず、戻し汁ごと置く。
- フライパンにサラダ油を熱し、下味ごと肉を中火で炒めて火が通ったら、玉ねぎ、ピーマン、干しえび（戻し汁ごと）を加えて炒め、一旦別皿に取り出す。
- 2で使用したフライパンで、ご飯を炒め、2と材料Aを加えて強火で炒める。
- 皿に盛りつけたら、目玉焼きとフライドガーリックと香草を飾る
上記レシピは「日仏貿易のホームページ」より引用
瓶にも同じレシピが記載されています。
＜補足＞
ナシゴレンペースト50gは瓶の半量に相当します。
今回、レシピに記載の香草は省いています。
レシピにないものとしてクルプックウダン（えびせん）とミニトマトを添えています。
＜作り方＞
ナシゴレンペーストは液状です。
最初に分量を取り分けておくと良いでしょう。
他の材料についても、予め同様に分量を取り分けておくと調理がスムーズに進みます。
１、肉を一口大に切り、ナンプラーで下味をつける(5分)。玉ねぎとピーマンは、みじん切りにする。干しえびはお湯40cc(分量外)で戻し、湯から取出さず、戻し汁ごと置く。
２、フライパンにサラダ油を熱し、下味ごと肉を中火で炒めて火が通ったら、玉ねぎ、ピーマン、干しえび（戻し汁ごと）を加えて炒め、一旦別皿に取り出す。 
大きめの鉄製フライパンか中華鍋などで炒めていきましょう。
３、2で使用したフライパンで、ご飯を炒め、2と材料Aを加えて強火で炒める。 
ナシゴレンペーストを加えると一気にナシゴレンの色になりますね。
４、皿に盛りつけたら、目玉焼きとフライドガーリックと香草を飾る
盛り付けて完成。
ナシゴレンペーストを使うので非常に簡単ですね。
＜感想＞
味は唐辛子が効いており辛めです、「ピリ辛」といったところでしょうか。
卵を一緒に食べていくと合う気がしますね。
この唐辛子の「辛み感」は日本のナシゴレンよりは遥かに現地風の印象です。
また、干しエビを使用しており干しエビの旨みが出ています。
ただ、現地のナシゴレンにある「旨みがあふれる感じ」には若干足りない気がします。
そして「現地独特のスパイス」という感じも少ないです。
このナシゴレンペーストの原材料にはスパイスをあまり含んでいませんので、このナシゴレンはスパイス感のあるナシゴレンとは違う系統という事ですね。
＜アレンジするならどうするか？＞
このナシゴレンペーストは、ナシゴレンの基本となる辛みについて丁度良い作りになっています。
基本のみを押さえた作りなので、そこから好みの形へのアレンジがしやすいと言えるでしょう。
アレンジするなら、以下のようにしていくのが良いかと思います。
「辛みを足したい」→ブンブにすり潰してペースト状にした唐辛子を加える。
「旨みを足したい」→トラシ（terasi udang）を加える、顆粒の鶏だしを加える。
「スパイス感を足したい」→レモングラスなどで香りを出す。
私としては、恐らくトラシを足せば劇的に旨みが加わって美味しくなり、本格的な現地風ナシゴレンになると思います。
干しエビだけでは若干旨み不足感も感じましたので、トラシの有無で味に雲泥の差が出る気がします。
