BS NHK ザ・プレミアム 井浦新アジアハイウェイを行く インドネシア編感想

表題のテレビ番組、BS NHK ザ・プレミアム 井浦新アジアハイウェイを行く「イスラムの道・多民族国家の選択」を視聴しました。

旅番組ではなく、現地に暮らす人たちの歴史や文化、生き方などを紹介する深い内容の番組でした。

写真はジャワ島ジョグジャカルタの路地より
nasigoreng.blog305
観光地としての側面が注目されがちなジョグジャカルタ、しかし観光地から少し入った路地には日常の生活風景が見られる

多民族国家インドネシア
番組はバリ島やジャワ島のスラバヤ、ジョグジャカルタ、ジャカルタなどを巡りながら、そこに住む人たちの暮らしやインドネシアの歴史などを紹介していました。
バリ島のテロの慰霊碑や、インドネシア各地に見られるモスク、インドネシア独立戦争の歴史を紹介するなど、観光を特集するのではなく、歴史も織り交ぜた番組構成になっていました。
番組内では、中部ジャワ島の言語を学習しているという学生達も紹介されていました。
インドネシアという国は非常に多数の民族から構成されています。その公用語としてインドネシア語がつかわれていく中で、ローカル言語は少しずつ無くなってきており、その文化を無くさないように勉強しているという事でした。
また「独裁の頃の方が良かった」という現地の方の声も紹介されていました。
多民族国家であるインドネシアが抱える社会問題は特有の複雑さがあり、一般にはあまり放送されないような内容が織り込まれた番組でしたので好感が持てました。
今後も「フォトエッセイ」として番組で紹介された風景などが短時間の番組で放送されるようです。
興味のある場合は録画してみると良いでしょう。

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