当ブログで度々記事にしてきたのが、インドネシア紹介番組「まるごとインドネシア」です。(英語名wondernesia、現在では放送終了)
3人のブロガーが数か月にわたってインドネシアを旅し、その魅力を紹介していく番組でした。
最終回で放送されたのは、フローレス島やリンチャ島などです。
最終回フローレス島「冒険に次ぐ冒険、驚きの発見と想像を超える美しさ」
フローレス島と言えば、クリムトゥ山が絶景として比較的有名なのですが、今回の放送では出てきません。
フローレス島で訪れたのは、秘境ワエレボ村でした。
それでは、内容をまとめていきます。
バリ島に近くに位置するフローレス島は、ダイビングスポットやオオトカゲで有名。
ンベリリン山のふもとリアンダラ村で、鞭で打ち合うパフォーマンス「チャチ」を見学・体験する。
収穫を願う踊りであり、組になって鞭を撃ち合う、相手の背中に鞭があたると翌年は豊作になるという。
続いてバンブーダンス「テテクアル」を体験する。
テテクアルは、リズムに合わせて細かく動く竹を飛び越える踊り。
ルーク
リンチャ島のコモド国立公園で、コモドオオトカゲ(コモドドラゴン)を探す。
コモドドラゴンは、唾液中に含まれる最近で相手をしとめる。
感覚が非常に鋭敏で、奇襲を仕掛ける事もあり、水牛なども襲う。
卵を守っている場合などは警戒心が強く、近づくのは非常に危険。
襲われる危険性もあり、噛まれて24時間経過したら致命的になる。
メイ
コモド国立公園付近でダイビングを行う。
ターコイズブルーの海は非常に美しく、マンタもいる世界有数のダイビングスポット。
写真やテレビで見るのと、実際の美しさは桁違いという。
マンタ以外にも、イソギンチャク、サンゴ、サメ、エイなど見どころは多い。
マンタは追いかけたり、触ったりしてはいけない。
マンタは指紋の代わりに、お腹の模様で個体を見分ける。
ダイアナ
山の上の森の中にある秘境ワエレボ村を訪れる。
ワエレボ村は山のような屋根を持つ7つの家からなり、まるでおとぎ話から抜け出たような風景。
男達は駒を回し、女達はコーヒーを木臼で潰す。
コーヒーは貴重な収入源になっている。
訪れるには一番近くの道路から、険しい山道を3時間(現地の人の速さ)ほど歩いていく必要がある。
村では、歓迎式が行われた。
歓迎の意味を持つ鶏を交わしてから、村長は「村の子ども」だと話す。
村は自分たちの物であると同時に祖先の物だと考えられている。
泊まるのは伝統家屋、5層構造になっており50人が泊まれるという。
村の歴史は1030年になるという。
恐らく1000年さかのぼっても、きっと今と変わらない姿がそこにある。
冒頭のリンガ村の伝統家屋も、今でも実際に家屋として人が住んで暮らしている。
インドネシアでは伝統家屋が観光・見学用として公開されていても、人が住んでいる場合が多くあります。
番組最後に流れたルークのコメントが、インドネシアの魅力を的確に表現していました。
「(インドネシアの各地を訪れる前は)サーフィンやバリ島しか知らなかったが、魅力に圧倒された。山に登ったり、火山を見たり、滝に行ったり、海も美しかった。この国には1000の顔がある。」
もちろん番組で紹介されたのは、インドネシアの一部に過ぎません。
インドネシアはまだまだ知らない魅力にあふれていますね。
まるごとインドネシア、非常に良い番組でした。