独学でインドネシア語検定を受験する時に重要なのが、参考書や問題集選びです。
しかし、参考書を探し始めて気が付くのは、インドネシア語検定C級以上に対応する参考書がほとんどないという事です。
世界一簡単と言われるインドネシア語だが、インドネシア語検定C級以上になると独学での対策が難しくなってくる
インドネシア語は、インドネシア内でも第二外国語になります。
各地域の部族の言葉が基本にあり、その上で共通言語としてインドネシア語が使われています。
つまり、インドネシア語は現地の方でも簡単に身につけられるような位置づけでもあるわけです。
確かに話すのは比較的簡単なインドネシア語ですが、検定試験C級以上になると対策が難しくなります。
その理由は、参考書がないからです。
英検なら準1級や1級でも参考書が無数にありますし、TOEICでも990点対策本が多数あります。
しかし、学習者が少ないインドネシア語の場合はそうではありません。
書店には、「簡単インドネシア語、インドネシア語入門、インドネシア語初級、基本のインドネシア語」といった本ばかりが並ぶ。
インドネシア語の学習書は、ありがたいことに新しい本も続々と出版されています。
しかし、そのほとんどは上記のように入門や初級の本ばかりです。
これらの大半の内容は重複しており、レベルとしてもインドネシア語検定D級までしか対応できません。
インドネシア語の学習にあたっては単語力が重要になりますが、C級以上に対応できる単語帳は実質森山式位しかありません。
また、文法や読解などの問題集にあたっては皆無です。
インドネシア語検定協会が出版予定?としている問題集も発表から何年も出ていないので実際に出版されるのかは分かりません。
参考書に問題が付属しても解説が充実しておらず、これも独学を困難にさせる原因になっています。
もちろん独学でのインドネシア語検定C級以上の合格も不可能ではありません。
しかし、C級なら何とかなりますが、B級以上は非常に困難と言えるでしょう。
インドネシア語検定を主催しているINJでは対策講座も実施しています。
結局はこれに頼るのが一番の近道なのかもしれませんが、最近ではインドネシア語の学習者が増えてきていますので、中級以上の参考書がもう少し充実してほしい所ですね。